幅広く愛されるバイク、その歴史は

自動車に次ぐ自家用の移動手段として普及しているバイク。悪天候での移動手段としては車に比べると何かと面倒なことも多いですが、コアなファンからライトなユーザーまで含め、その存在は幅広く愛されています。

バイクの歴史としては、蒸気機関エンジンを搭載したオートバイがその起源です。

オートバイの原型はダイムラー社により、現代のオートバイの原型となるものはウイリアム・ハーレーとアーサー・ダビッドソンにより作られました。ウイリアム・ハーレーとアーサー・ダビッドソンは後に、かの有名なメーカーである「ハーレーダビットソン社」を創設したことでも有名です。

発展途上国でバイクは「ホンダ」

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日本においては戦時中、本田技研工業が当時製造していた汎用エンジンを自転車に取り付けたことがオートバイの始まりです。

そんなホンダの作り出したオートバイは現在では「カブ」と呼ばれています。「カブ」は歴史の中で長らく愛され、老若男女に親しまれています。特に、バイクが生活必需品となっている発展途上国ではホンダのカブは絶大な需要を誇っており、現地ではバイクやオートバイのことを「ホンダ」と呼んでいるほどです。そのためヤマハのバイクが「ヤマハのホンダ」と呼ばれるなど、非常に面白い現象が一部の国では起こっています。

違反にはご用心

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バイクは基本的に自動車に比べ、道路交通法違反として警察に捕まる危険性が高いと言われています。

基本的に自動車に比べ、台数も少なく目立ちやすいという点もありますが、特に原動機付自転車は法定最高速度が時速30kmとかなり低く設定されているため、交通の流れに乗った瞬間を狙って検挙される場面が多く見受けられます。

また、バイクユーザーに無謀な運転や違反を常習的に起こしている人が多い点もバイクが警察に狙われやすいポイントではないでしょうか。

意外な落とし穴「最低速度違反」

あまり聞いたことはないかもしれませんが、道路交通法には最高速度違反だけではなく、「最低速度違反」も存在します。一般道路では制定が曖昧なため、滅多にそのような場面はありませんが、高速道路においては時速50km以下で走行することは速度違反として制定されています。

「最低速度以下で走ることなんてないだろう…」と思う方もいるでしょうが、見晴らしの良い観光地や、海峡大橋では景色を楽しむために速度を落としてしまうことが多いようで、そこを狙われやすいそうです。

自動車に比べてバイクは景色や気候、自然を肌で感じることができるため、ついつい速度を落としたり、わき見運転をしてしまう気持ちも分かりますが、注意が必要です。

警察に検挙されて、点数を減らし罰金を課されることも怖いですが、バイクは事故の衝撃がダイレクトに運転手に襲い掛かる乗り物です。くれぐれも安全運転を心がける必要があるでしょう。

(Photo by Jens V. Sigersted, Rich Niewiroski Jr.)

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