まだまだ一人に一台必要な自動車
若者の自動車離れが叫ばれている昨今ですが、特に地方では自動車は一人に一台必要な、生活必需品です。不景気で売り上げが伸び悩む時代ではありますが、各社がそれぞれ趣向を凝らしたデザイン・性能を持った自動車を日々開発しています。
そんな自動車に関する雑学をいくつかご紹介しようと思います。
世界初の自動車は蒸気三輪自動車
世界で初めて作られた自動車は、フランスのキュニョーが1769年に作った蒸気三輪自動車だと言われています。もともとは馬に代わる動力として蒸気機関を搭載し、大砲をけん引するために開発されたそうです。日常生活に活かされている様々な技術は軍事用からの転用がほとんどだと言われていますが自動車もこれに当てはまります。
スポーツカーのルーツ
若者人気が衰退していると言われていますが高い年齢層を中心にまだまだ根強い人気のあるスポーツカーです。そのルーツはスペインにあります。世界初のスポーツカーは1915年にスペインで作られました。その車の名称は「イスパノ・スイザ3.5L」です。
その後多くの国々でスポーツカーは作られていきましたが、意外なことに優秀な自動車メーカーを擁する我が国日本でスポーツカーが本格的に製造されていったのは1980年代からだったと言われています。
それ以前も一応スポーツカーは作られていましたが、なんだか意外な話ですね。
アメリカと日本の電気自動車
電気自動車が徐々に普及しかけています。ご存じの通り、電気自動車は電池をその動力として動きます。各自動車メーカーは電気自動車の大事な動力である電池の性能にはかなり気を使っています。
アメリカの有名自動車メーカーが作っている電気自動車では、パソコンなどに使われている電池を使用しているそうです。アメリカでは汎用的なものをどう使用し効率化していくかを第一に考えて選定いる、ソフトウェアを念頭に置いた考え方なのです。
対照的に日本では電気自動車専用の電池開発を電機メーカーと共同で開発しており、ハードウェア的思考です。未来を担う電気自動車の開発は国単位での戦いとなっています。
少しの気配りで燃費向上
やはり自動車に乗る上で気になるのが燃費です。
燃費を良くするためには日常点検をマメにすることが大切です。車のどこかに異常があると、自然と燃費は悪くなるものです。
燃費を良くする運転の方法ですが、まずエンジンをかけてからすぐにゆっくりのペースで走り出し、車のすべての機関を暖めてから徐々にスピードに乗せて行くと良いそうです。また、信号などで30秒ほど止まる際も、エンジンを切っておくことで7~15パーセントも燃費を良くすることができるとも言われています。
現在では燃費の良い車が続々と登場してきていますが、自分の気配り一つでさらに燃費を伸ばすことができます。
(Photo by Yann, IFCAR, Valeriy Ovechkin, Lothar Spurzem)