空中の移動手段ゴンドラ

みなさんはゴンドラに乗ったことはあるでしょうか。ゴンドラはゴンドラリフトと呼ばれ、はスキー場や観光地などで人を運ぶために活躍しています。

ゴンドラは「索道」と呼ばれる乗り物であり、その定義は「架空した索条に搬器をつるして運送する設備」とされています。ゴンドラは空中を通したロープに人を乗せた輸送機器を吊るし運行します。

ゴンドラは「索道」

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索道には観光地で良く見られる「ロープウェイ」やスキー場にある「チェアリフト」なども含まれますが、ゴンドラは1台で4~12人の人数を輸送することができる効率の良い乗り物です。

チェアリフト同様にスキー場で多く見ることができますが、日本では山岳地帯以外で初めて愛知万博で会場内の移動手段として設置されました。(キッコロゴンドラ)またゴンドラは他の索道以上に設置に高い費用かかるそうです。

ゴンドラの動力

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ほとんどのゴンドラは電動機をその動力源として使用しています。停電の際は電動機を使用できなくなるため、非常用発動機としてディーゼルエンジンを装備している場合もあります。また、ゴンドラの構造上搬器自体には動力は取り付けられていない場合が多いようです。

鉄道事業法が根拠法令

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ゴンドラが区分されている索道は、旅客輸送用の場合以前までは索道規則というものが存在し、根拠法令となっていましたが、現在は鉄道事業法を根拠法令として、それに基づいた運営を行っているそうです。しかし旅客運送を行う索道事業は国土交通大臣の認可を得るのが原則となっており、鉄道事業としてではなく、個別の「索道事業」として扱われていることから、鉄道としての扱いを受けることはほとんどありません。

そんな索道の中でも、吊るすためのロープが支索(搬器を支持するもの)と曳索(搬器を牽引するもの)の複線で人・貨物を輸送し車輪がついているものを「ロープウェイ」、単線で車輪の無いものを「ゴンドラ」と呼ぶのが一般的なようです。

国内外のゴンドラメーカー

世界的な索道メーカーとしては「Doppelmayr CTEC」というメーカーが有名ですが、日本国内でもロープウェイを製造しているメーカーは存在します。国内メーカーで有名なところは「日本ケーブル株式会社」、「安全索道」、「東京索道」、「大和索道建設」などがあります。日本ケーブル株式会社は国内シェア第一位で、各種索道の製造事業などに加えてスキー場の運営なども行っているメーカーです。

(Photo by Bernard Gagnon, Konrad Zielinski, Gonioul, Seilbahnbüro Gröbner)

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