現場作業ではおなじみのリフト

リフトは工場や倉庫などの現場作業では欠かすことの出来ないものです。人力では運ぶことの出来ない荷物もリフトと使うことで運ぶことができます。

職種によっては馴染みの深い乗り物かもしれませんが、作業現場で働いている人以外はリフトと聞いても、あまり馴染みがないものかもしれません。リフトについての知識を少し紹介してみようと思います。

リフトの種類

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リフトと言えば「フォークリフト」のことを指すのが一般的です。一口にフォークリフトと言っても、いくつかの種類があります。

フォークリフトは大きく分けて「カウンター型」と「リーチ型」に分けられます。カウンター型のリフトは座った状態で乗車し運転を行います。一般的にフォークリフトと言うとこのカウンター型の方が主なものとなっているかもしれません。

一方リーチ型のリフトは立った状態で乗車するのが特徴です。リーチリフトはカウンターリフトに比べると、小回りがきくという利点があり、狭いスペースで作業を行うことに適しています。

また、フォークリフトではありませんが、「ハンドリフト」という、乗車せず手で取り回しながら作業するタイプのリフトもあり、長距離移動や高所の運搬作業を行わない場合はこのハンドリフトが使用される場合もあります。ハンドリフトは「でんでん」とも呼ばれることもあります。

リフトの動力はエンジンかバッテリー

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リフトには動力にディーゼンルエンジンを使用しているものとバッテリーを使用しているものがあります。火気厳禁の危険物を扱う工場での使用や、環境問題が考慮され近年ではバッテリータイプのリフトが主流になりつつありますが、大型のものや大きな動力を必要とするリフトにはまだディーゼルエンジンが使用されていることが多いのが現状です。

あらゆる環境に対応

また、リフトはさまざまな場所・環境で使用されているため、特殊な場所で作業をするための特殊な仕様のリフトも存在しているそうです。

例えば、危険物製造工場などで使用される防爆型のリフトや、マイナス55℃の寒冷地でも耐えることができる寒冷地仕様のリフトなどがあります。それだけ、さまざまな作業を行う上でリフトが重宝されているということでしょう。

リフトの運転免許は特殊な技能講習(フォークリフト運転技能講習)を受けることで取得することができます。さまざまな場面で役に立つ免許ですので、機会があれば取得を考えてみるのもよいかもしれません。
(Photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Eva-Marie Ramsaran, Dieter Arndt, Stillgmbh)

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