バスは誰もが身近に感じている交通機関

日常の移動手段として電車に次いで身近なものと言えばバスですね。自家用車を持っていない人や、車を必要としない都心に住まう人はバスを利用する機会は非常に多いのではないでしょうか。その身近な交通機関であるバスに関する雑学をご紹介します。

バスの起源

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バスの起源は1660年のフランスにありました。ルイ14世が作った8人乗りの馬車が世界初のバスだと言われています。最初は庶民や老人が乗るものでしたが、次第に裕福な貴族たちの間で流行りだし、一般の人たちが敬遠したため廃止されてしまいました。

しかしその後乗合馬車は1827年に復活します。その車体には「デゾムニュビス」という言葉がかかれていました。これがバスの語源となったそうです。

日本初のバスは

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日本初のバスは1903年に広島で運行されました。12人乗りのそのバスは、馬車組合からの過激な反対を受け廃止されてしまいましたが、同じころに京都や大阪でもバスが運行され始めました。バスは関西方面から普及して行ったようです。

その後東京でも1913年に京王電鉄が乗合バスの運行を開始しました。それ以前にも東京市は都バスの運行を警察庁に申請していたのですが、結局1924年まで認可されませんでした。認可に到った経緯は関東大震災によって電車の機能がマヒしたためだそうです。

注目してみましょう

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最近はLEDで表示するバスが多くなってきてはいますが、バスの行先を幕で表示している様を見たことはあるでしょうか。バスはその幕をライトで照らしながら運行しているのですが、その色は最終バスは赤、最終1つ前のバスは青で照らすのが全国共通のルールとなっているそうです。機会があったら確認してみてください。

中国のバスのお供は

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長距離バスのお供として、日本各地の長距離バス乗り場にはお菓子やジュースが売られています。日本ではバスの中でお菓子を食べるのは定番化していますよね。ところが中国の長距離バス乗り場にはフルーツが売られているのが定番だそうです。ドライブインなどにも大量のフルーツが売られているそうで、中国では車の中でフルーツをおやつに食べる文化があるようです。

進化するバスのシート

昔と比べバスのシートもさまざまな変化を遂げています。

以前は横向きに座るロングシートを採用しているバスを良く見かけましたが、現在のバスではロングシートは後部座席のみが主流となっています。また、最近では二人掛けシートの数も減少しているそうです。一人掛けシートは隣の人に気を遣う心配もなく、快適に乗ることができますね。

長距離バスのシートも快適さを追求した広々としたものが増えてきているらしく、バスの文化的な進化が窺えます。

(Photo by Spielvogel ,Rico Shen,Shadowlink1014,Chmoue,Comyu)

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